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福井県まちづくりセンター

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私はノウハウを「手法」「データ」「考え方」に分けています。

「手法」は、手順、技術、コツ、テクニック、システムの使い方等を指します。
「データ」は、実施した事から得られる情報を指します。
「考え方」は、取り組む姿勢、物事のとらえ方、意識、マインド等を指します。

成功者を沢山見てきました。
成功者達は各々やっているビジネス、まちづくりプロジェクトは違います。
「手法」「データ」ノウハウは基本共通していません。
しかし「考え方」は共通しています。

自分の根っこの考え方が仕事、企画、プロジェクトに形として現れます。
これは間違いないです。 
この記事では成功者に共通する「考え方」を簡潔に書きたいと思います。


❶自分自身を信じ切っている
まちづくりプロジェクトでは、よくアンチが生まれます。
私も若い頃多くのアンチから沢山の批判を受けました。
でも、成功したらアンチからシンパ(賛同者)になります。
周囲が評価し明らかに成功してるものに、アンチだと自分のポジションを失います。
逆に、最初にシンパが多くても失敗が続けばアンチが増え人はついてきません。
結局最初にアンチ、シンパどっちが多くても関係ないのです、最後は成功するしか先はないのです。

余談ですが、事業支援でこんなことがありました
1万人程の街で、地元の祭りを復活させたいと活動した子がおり、最初1人から活動を始めました。
活動を進める中で、地元からのアンチの声が多数出てきました。
それがその内、地元の権力者から圧力に近い形にもなりました。
主催者の子が悩んでおり凹んでいたので、私はこう言いました「全然大丈夫!結局成功したら皆手のひら返しのように応援してくれるから」その言葉を定期的に言いづけました。
結果、イベントは成功し、次年度にはメンバーも増え周囲は一気に協力を頂き、行政も応援したいとなり3年目では行政予算まで付くイベントとなりました。
まちづくりプロジェクトでは、精神的な負担も大きいです、適切なケアが継続に大きく影響します。


話は戻りまして、成功者は根拠のない自信を持っており、自分を信じ切っている人が多いです。
言い方悪く言うと痛い。ネジが飛んでいる。 ※特に私はこれにあてはまります。
私も成功者とはまだ言えませんが、自分を信じ切っています。

・毎年500人合コンを開催していたが、翌年いきなり1500人合コンを開催するといったらメンバー、周囲は絶対無理だと言われましたが、結果1580人で開催。

・空きテナントを誘致する事業を立ち上げた時、30店舗同時開業を行うと活動しましたが、まちづくりをした事ないド素人が絶対無理に決まってると最初は誰も相手にもしてくれませんでしたが、結果22店舗誘致しました。 ※結局30店舗は無理だったのですが。。

・完全民間のまちづくり会社を立ち上げた時社員、周囲にまちづくりで経営がやれるわけないと言われましたが今も拡大し継続しています。

等他にも多くの経験あります。
人の常識は私の常識でなく、自分がやれると思ったらやれると思っています。
どれも、根拠はなかったですが、やれると思ってやりました。
私の知る成功者は、人の常識にとらわれず、自分を信じ切り開く気持ちを持っています。

また余談ですが
A:本気で叶えれると活動している人
B:叶えれると思っていないが、とりあえずやる事が大事だと活動している人
Bでは、叶えられないと思っています。
Aは、本気で叶えると思ってるいるので、叶える為の手法を常に模索し、様々な行動をします。
Bは、やる事が目的化してしまい、やり続けられる為の効果の低い手法を続けるでしょう。


❷行動力があり、多くの失敗をしている
私は、行動力に勝るものはないと思っています。
成功するには、その途中経過に多くのチャレンジがあり、チャレンジの数だけ失敗があります。
私の知る成功者は失敗を恥ずかしいと思わず、失敗は成功には付き物と理解し堂々と失敗を語ります。
頭が良い人が成功しているのでなく、行動して多くの失敗を重ねた人がノウハウを蓄積させ成功者になっています。  頭が良い方が物覚えもよく有利ですが、多くの武器の1つにしか過ぎません。
一度、ネットで失敗についての名言を検索してみて下さい。 多くの成功者が失敗の事を語っています。


❸覚悟の持ち方が半端じゃない
私の若い時の自分の言葉は「そこで笑ってろ俺は先を行く」でした。
若く起業したので遊びの時間が制限されましたが、覚悟を持ち、遊ぶ時間を惜しんで、リスク背負い、色々な事にチャレンジしてきたつもりでした。
しかし、成功者と話をすると自分の覚悟が大したことない事に気づかされます。
・子供が小さい中で、億の借金を背負い一か八かのチャレンジをしている人
・お酒好きで飲み歩きするで有名だった社長が20代前半の時、目標を決めそこにいくまではお酒を完全に断つという自分に制約をもうけ、10年後目標達成して再びお酒を飲み始めた人
・会社立ち上げて、1年間無休で無給を続け3年目から休みを取り出した人 等

覚悟のジャンルは違いますが、皆それぞれの覚悟を持っています。
覚悟のスケールが大きいほど、事業の規模も大きくなるように感じます。
まさにリスクを背負いリターンを得る。

私は21歳で起業し33歳で会社を売却し、まちづくりを生業にしましたが給料は激減しました。家族にもかなり心配させました。 しかし、二足の草鞋を脱ぎ捨て(リスクを背負い)後に引けない状態に追い込む事(覚悟)で、力が全て前に向き事業拡大(リターン)ができました。 自分に覚悟を与える事ができる人間は成功者になりやすいと思います。


❹三方良し精神が染み付いている
「三方良し」よく聞く言葉ですが、理解はしているが、身体に染み付いてる人は少ないのではないでしょうか。 
私も昔、自分中心に仕事をして裏切ってしまった事が何回もあり、痛い目に何度も合い三方良しが染み付きました。
成功者がどのように身についたかは分かりませんが、この精神がないと事業を継続できないと思っています。

1つ例を紹介します
コロナウイルスが始まった2020年5月に、飲食店オーナー達の声かけで「飲食店救済のプロジェクト」を実施しました。 
10,000円で12,000円分の指定する飲食店のチケットを購入できるプロジェクトでして、協賛金を300万程集め、チケットも2500万円程売れ大成功のプロジェクトでした。 
チケットは有効期限が1年で、プロジェクト代表者の飲食店では3割程の方が使っていなかった為、その方は未使用の方に再度期限なしのチケットを発行し送付していました。 
チケットが使わなければ儲かってラッキーと思う人もいるでしょう。
この代表者のように買った人に悪いから、お返ししたいとチケットを再発行する人もいます。
貰った人は、その店舗のファンになるのではないでしょうか。
この飲食店は県内最大の店舗数を持つ企業で、彼が成功してきた理由が、この行動で理解しました。
考え方は、仕事、企画、プロジェクトの形に現れます。


成功者に共通するものは、持って生まれた才能ではなく「考え方」にあります。
誰もが成功者になれます。
まちづくりプロジェクトの成功においても同じことです。
「考え方」は頭で理解するだけでなく、身体に染み付かせなくてはいけません。


この記事はノウハウの一部を簡潔に紹介しております。
手法・事例の詳細は文字では全て書ききれない為、省かせて頂いております。
伴走支援では、プレイヤーの事業を通してノウハウを活用し支援・育成を行っております。